これは宇宙船でしょうか?いいえ羊小屋です「Sheepstable」

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誰だって、清潔で心地よい家に暮らしたいもの。それは、人間ではない羊だって同じはず。オランダの首都アムステルダムの中心地から30kmほど東にあるAlmereという街には、世界中の羊のみならず、我々人間も思わずうらやましく感じてしまう羊小屋がある。

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外からは、何やらシンプルなカタチの家にも見えてくるが、れっきとした羊小屋だ。その証拠に、側面には羊たちの出入りをスムーズにするため、広いドアが二か所に設置されている。

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中に入ると、400㎡の広々とした羊のリラックススペースが広がる。80頭の羊がここで飼われているが、天井も高いので圧迫感がない。カーブの枠組みこそ鉄骨だが、それ以外はすべてパイン材とウェストレッドシダーの自然素材が使われている。余計な化学物質を使わないことで、より羊を自然な環境で飼育できるのだ。

そして天窓と床付近にある窓のおかげで、自然光を取り入れることもできる。けれど、この窓は明り取りのためだけにあるのではない。近所の小学校の子供たちが社会科見学などで訪れた際に、下段の窓を利用したら外からでも羊を観察できるのだという。子供たちが大勢押し寄せたら、繊細で臆病だという羊は動揺してしまうかもしれないが、子供たちが窓の外にいてくれたら安心だ。

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そして驚いたことに、この羊小屋には羊飼いたちの事務所と宿泊スペースも設けられているという。羊のお産のために夜通し待機が必要なこともあり、仮眠ができるようになっているのだ。羊にとって理想的な建物は、羊飼いたちにとっても優しい構造だった。

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窓から外に明かりがもれる姿は、より一層スタイリッシュに感じられる。ここに住める羊は、きっと鼻が高いだろう。

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